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オトナの常識(3) 北朝鮮帰還事業で日本政府を批判するイギリス人

「在日朝鮮人帰国事業は人道主義を装った追放」

「国際赤十字社や米国政府は日本政府の意図を知りつつも口を閉ざす」

苦痛から逃れる帰国者たち、北送の悲劇は今なお続く

http://www.chosunonline.com/news/20100620000007

 

「『在日朝鮮人帰国事業(在日朝鮮人の北送事業)』を行った日本政府と日本赤十字社は、問題解決のために取り組む責任がある。また当時、『帰国事業』に関与した国際赤十字社は、帰国者たちが人道的な待遇を受けていないという事実を知っていたにもかかわらず、何の対策も取らなかった。この点に関しては道徳的な責任がある」

 

 日本史学者でオーストラリア国立大学のテッサ・モリス・スズキ教授(59)は2007年、在日朝鮮人帰国事業の背景について告発した『北朝鮮へのエクソダス-「帰国事業」の影をたどる』を英語版と日本語版で出版した。韓国語にも翻訳されたこの本でスズキ教授は、社会主義国・北朝鮮への移住を希望する朝鮮人たちを、北朝鮮に帰国させるという人道的理由で行われた帰国事業は、実際は日本国内で貧困層が多く、過激な傾向を持っていた在日朝鮮人を日本の地から追放しようとする政治的、経済的な事情により扇動されたものと暴露した。日本や旧ソ連、スイスなどで公開された文書などを分析し、北送船が出航した新潟、東京、ジュネーブ、平壌、ソウルなどで数々の取材を重ねた末に北送事業の実体を暴いたスズキ教授の著書は、日本だけでなく世界的にも多くの反響を呼んでいる。

 

 

オーストラリア国立大学の日本史学者ってだけで、もうアレなんだが・・・。

 

この教授の日本批判には、大きな齟齬がある。

 

まず、日本政府が北朝鮮で帰国者が人道的待遇を受けていないと知りながら送り出したと言っているが、この批判は朝鮮人の帰還事業が1950年代から84年まで実に30年以上の長いスパンで行われていたことを意図的に無視している。

 

帰還事業が始まった1950年代の日本は戦後の復興途上であった。道路の舗装も、下水道の整備も進んでおらず、日本人の生活水準もかなり低かった。一方、北朝鮮は「平等で豊かな社会主義国」として自国を喧伝しており、その後ろ盾となるソ連からも「豊かな社会主義」が世界に発信されていた。

実際、日本で底辺の生活を送っていた朝鮮人の生活水準は、当時の北朝鮮本国の水準とそれほど変わりのないものだった。そこへ、社会主義国建設のためとの祖国からの呼び掛けに対し、朝鮮人が帰国を希望したとして、それを日本政府が止める権利があるだろうか?

 

確かに、凶暴で犯罪率の高い朝鮮人をもてあまし、経済的にも苦しかった日本政府には渡りに船だった。しかし、そういう事情で北朝鮮への帰国に手を貸したことが、責めを負うような話だろうか?

 

何よりも、北朝鮮は朝鮮人の祖国である。

祖国へ帰国させることが非人道的だとは、まるでフィリピン人をフィリピンに帰国させた日本政府を非難していた人権屋のようだが、当時の日本に、いや世界中探しても、それを非人道的だと認識する人間はいなかったろう。

帰りたくないという朝鮮人を強制的に帰国させたというなら話は分るが、当時、北へ帰った朝鮮人は自発的に帰国したのだ。

 

少なくとも、帰還事業が始まった1950年代時点で、北朝鮮の実情を知っていたのは朝鮮総連だけだろう。左翼国家マンセーな朝日新聞や進歩的文化人どもが、能天気に「地上の楽園」などと煽っていたが、日本政府が「扇動した」事実はない。

 

そもそも帰還事業は、朝鮮人が赤十字社の前に座り込みハンストをしてまで、北朝鮮への帰国を要求したことが切っ掛けだ。帰還事業に赤十字が関わっているのはそのことによる。

 

また、当時の北朝鮮は朝鮮戦争の休戦後で経済状況が良くなかったことは、帰国者も理解していたはずである。言ってみれば、満州から引き揚げたら日本が焼け野原だったという話と同じである。日本が朝鮮人を戦後の北朝鮮に帰したのが非人道的なら、日本人を満州から日本に返した中国も非人道的だろう。

 

北朝鮮の実情が知れてきたのは、多くの朝鮮人が帰国した大分後である。普通に考えれば分るが、当時から鎖国状態だった北朝鮮へ一度入国してしまったら、その後の消息を日本から確認することはほとんど不可能だ。その上、言論統制の厳しい北朝鮮で、国家批判につながる生活への不満などを手紙に書いて日本に送ろうものなら、収容所送り、悪くすれば処刑される。帰国者は、日本の縁者に手紙を送る場合も「北朝鮮は素晴らしい」と書かないわけにはいかなかっただろう。

 

日本に残された縁者が、ようやく実情を理解し始めたのは、帰国者から物資を無心する手紙が届くようになってからだ

その後、徐々に北朝鮮の実情がおかしいのではないかとうわさが広まり始め、1960年代後半より帰国者は激減した。

 

もし、テッサ・モリス・スズキが、この後も日本政府が帰還事業を続けていたことを批判しているのだとしたら、それもまた無知の極みだ。

 

まず、北朝鮮の「実情」が噂レベルの段階では、日本政府が朝鮮人の帰国希望者を引き止めることは不可能だ。なぜなら、懸念があったとしても、国交がない状態では調査はできない。せいぜい朝鮮総連に問い合わせるぐらいしかやれることはないが、それにしたってマトモな回答は返ってこないだろう。

 

かつて、拉致被害者の家族から支援を求められた土井たか子が、拉致被害者の存在を朝鮮総連に問い合わせた際、返ってきた答えは「そのような事実はない」だった。

 

更に、テレビやラジオで「北朝鮮」の名称を使っただけで、電話がパンクするほどの抗議が殺到した時代背景を考えれば、確かな証拠もなしに「北朝鮮は非人道国家」などと認定しようものなら、朝鮮総連や在日朝鮮人がどれだけ反発しただろうか。

 

テッサ・モリス・スズキは、日本中を取材して本を書いたと言うが、一体どこを調べたのだろうか。各地の在日朝鮮人を取材して、彼らの一方的な主張を聞いて回っただけではないのか?

 

「レイプ・オブ・ナンキン」を出版して自殺したアイリス・チャンを彷彿とさせる。

 

テッサ・モリスは、イギリス出身でオーストラリアに移住し、日本人の夫を持つと言う。どんな夫だかしらないが、日本人なら妻の執筆活動に、日本人の常識を提供することはできないのだろうか。

 

この本で、テッサ・モリスは、日本政府、米国政府、赤十字社を非難しているが、テッサ・モリスの祖国イギリスも現在居住しているオーストラリアも、現在進行形で北朝鮮人民が非人道的な扱いを受けていることを知りながら、彼らを救出しないことは気にならないらしい。まことに、都合のよろしい人道主義者だ。

 

 

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