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日本の伝統文様

おしゃれ?非常識?祇園祭おけいはんポスターに「逆さ帯」

 京阪電鉄祇園祭キャンペーン用のポスターやチラシに登場する女性イメージキャラクター「おけいはん」の帯が上下逆向きに巻きつけられていたことが分かった。同社は「おしゃれの一環」と主張するが、京の伝統文化を受け継ぐ関係者らからは疑問の声も上がる。はたしておしゃれなのか、それとも…。

ポスターは大小計5800枚、チラシは4万枚作られ、6月末から今月16日まで電車内や駅などで掲示された。

 女性モデルの帯の文様は扇状の波を交互に重ねた「青海波」といわれる日本の伝統的な吉祥柄。赤地に金色の青海波があしらわれ、通常とは上下逆向きに巻きつけられていた。

 京阪電鉄広報担当によると、同社の祇園祭の広告物用の着付けを10年以上担当する40代の女性スタイリストが調整。「帯の文様を崩す流行に乗った。おけいはんの年齢設定は10代で、元気の良さをアピールしたかった」と、意図的に上下逆さとしたと強調する・・・・・

 

 

ああ、そうですか。帯の模様を崩す流行ですか・・・って

んな流行あるわけねーだろwww

 

まあ、斬新な言い訳と言うことで、せっかくなのでこれを機に日本の伝統文様を少し紹介してみようかと。

 

問題の帯の模様は、青海波(せいがいは)と言いまして、エジプトやペルシャなど世界各地にみられる文様です。

スタイリストさんも、これは「ペルシャ模様です!」とでも言い訳した方が良かったかもしれませんww

 

日本では、埴輪の着物にも見られますが、波模様として描かれるのは鎌倉時代の古瀬戸の模様からです。

「青海波」は、雅楽の舞曲の名前で、江戸時代の舞人の装束は、この柄になっています。

「源氏物語」の紅葉賀で、源氏が頭の中将と「青海波」を舞う描写がありますが、平安時代ではこの文様はまだ「青海波」とは名づけられていません。

源氏で出てくる「青海波」は、この文様とは関係なく中国の舞曲と言われています。

 

日本の文様は、基本パターンから様々な展開が見られるのが特徴ですが、青海波にもいろいろな種類があります。

 

       

 

上左は菊青海波、右は花青海波です。また、波間にうさぎさんを跳ねさせることもあります。

 

 

● よくある伝統模様

 

          

 

円を四分の一ずつ重ねた模様を七宝つなぎと言います。

上左は、間に○がある星七宝つなぎです。

 

となりは笹蔓といい、300年に一度実をつけるという竹の実、笹の葉と花をあしらった唐草模様です。

 

七宝や青海波のような連続模様以外にも、花筏や鹿に紅葉など季節感のある模様も豊富にあります。

着物を選ぶ際には、季節感のある柄は特定の季節以外には着られませんので注意が必要です。

季節感のない連続模様や小紋などであれば、通年着られます。

 

 

● 歌舞伎や古典芸能に関連する文様

 

    

 

左は、よく見る柄だと思いますが「観世水」と言います。

元々、能楽観世家の式紋でしたが、四代目沢村宗十郎が「小間物屋弥七」を演じた際にこの文様の着物を着て、流行した柄です。

 

右は、四本筋と五本筋の格子に、「キ」と「呂」をあしらって「菊五郎(キ九五呂)」と読ませます。

三代目尾上菊五郎がライバルの七代目団十郎のトレードマーク「三枡格子」に対抗して作ったと言われています。

 

その他にも、三本筋の格子に「中」と「ら」をあしらって「中村(中六ら)」と読ませる「中村格子」

三本筋と五本筋、六本筋の交差した「三津五郎縞」など、無理やりに読ませるものが結構あります。

また、チェッカーフラグのような「市松格子」は、佐野川市松が小姓役の袴に使い、女性の間で大流行しました。

 

● 鎌輪ぬ!かまわぬ!構わぬ!

 

   

 

「鎌」と「○」と「ぬ」の字で、「かまわぬ」

「水火も厭わず身を捨てて弱い者を助ける」という心意気を示す元禄の町奴が好んで着ました。

その後、七代目市川団十郎が着て評判になり、一般に流行しました。

現代でも、「かまわぬ」という手ぬぐい屋さんがありますね。

 

他に、「斧(よき)」と「琴」と「菊」を合わせた、「良き事聞く」と読ませる文様もあります。

団十郎のライバル三代目尾上菊五郎が愛用したとか。

 

 

● 遊び文様

 

    

 

着物で、ねずみ色の小紋を「ねずみ小紋」と言いますが、左はねずみちゃんをあしらった「ねずみ小紋ww」

右は、キセルを縦にするとヤニが下がってくるので「ヤニさがり」と読ませる柄です。

 

こういう頓知のような遊び心は、江戸時代の庶民の活力の表れですね。

他に、悟り絵といって、和歌や文学に関する図柄を用いて、文学の背景などを連想させる高度な文様もあります。

 

 

● 唐草模様

 

 パルメット

 

唐草模様と言えば、昔のマンガにでてくる泥棒の風呂敷模様が定番ですが、

元は、ギリシャやローマのパルメットが、アラブ世界に伝わりアラベスクとなり

中国経由で日本に伝わったものと言われています。

 

        

 

唐草模様にも、様々なバリエーションがあります。

左から、丁子唐草、瓢箪唐草、牡丹唐草です。

 

こうした文様は、着物だけでなく、建築物や内装などにもよく使われていますので、

覚えておくと、神社仏閣やお城などを見学する時に楽しさが倍増します。

 

今回ご紹介したのは、日本の伝統文様のごくごく一部ですが、なかなかセンスの良い文様が多いですね。

主に植物や動物を文様化したものが多いですが、他にアイヌの幾何学文様などもあります。

 

どれも、今のところ「ウリナラ起源」は主張されていないようですがwww

 

 

 

AUTHOR: tm05311 DATE: 07/22/2010 05:46:43 おしゃれは、知っている人がわざと外すから愉快なだけで、 無知な人間がやっても、みっともないだけです。 日本人はこれだけの様式を持っていながら、 着物に絵を描いてしまう大胆不敵な民族ですから。 管理人さんには、色々手を広げずにお茶の話の続きを、 まとめて頂きたいと思っています。
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To Jiran Jiranさん
>
>文様とは違いますが、
>韓国はウサギが多いですよ。
>青磁の焼き物なんかにも一杯引っ付いています。
>カエルも多く使われています。
>可愛いですよ。
青磁は、李氏朝鮮時代に上流階級が陶器を使わなくなったために技術が衰退してしまい、30年ほど前から現代の技術を用いて復活させています。
>話は違いますが、
>天皇家の儀式や歌舞伎で使われる後ろの垂れ幕は韓国のセットン柄とほぼ同じです。
>まぁ、同じものや似たものが多々あって当前なんですけれど。
あれは、中国の五行からくる色です。
日本で使われる垂れ幕も、僧侶が中国から持ってきたもので、お寺でも目にすることができます。韓国とは関係ありません。
>韓国に茶道があるとは知りませんでした。
>考えてみると世界中にあって当然なのでしょうが、
>抹茶の無いところには無い、という自思考の愚かさには苦笑です。
>どうもありがとうございました。
韓国には、抹茶を飲む習慣や歴史は全くありません。
韓国ではお茶がなかなか育ちませんでしたので、煎茶を飲む習慣もなく、韓国でお茶と言えば高麗人参茶やゆず茶を指します。
韓国茶道は、在日二世の吉田珠子さんが、テレビで日本の茶道を見て感銘を受け創設されたもので、現在は「高麗茶礼」と呼んでいるようです。
吉田さんは平成五年に日本の茶道を学び始め、その後、韓国的要素を取り入れた「閑珠流茶禮」をはじめ、その努力で、韓国茶道=高麗茶礼は韓国に逆輸入されました。
いまでは、釜山女子大学に「伝統茶道科」ができるほどになりました。

そのうち、
<丶`∀´> ウリたちがイルボンに、歌舞伎やハイセンスなデザインを教えたニダw
などという戯言をほざく日も近いかと・・・・^^;
病身舞やうんこ染めがせいぜいなんでしょうが・・・

To hanehanさん
>そのうち、
><丶`∀´> ウリたちがイルボンに、歌舞伎やハイセンスなデザインを教えたニダw
>などという戯言をほざく日も近いかと・・・・^^;
>
>病身舞やうんこ染めがせいぜいなんでしょうが・・・
すでに、歌舞伎はウリナラ起源と主張していますww
顔料がなかったので、こういう文様は育ちませんでしたが、このあたりをどう捏造して主張してくるかが楽しみです。

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