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茶の話(10) うっかり、茶席に呼ばれたら・・・

茶会に呼ばれまして、ブログの更新をサボってしまいました。

 

茶会に呼ばれるのも何だかんだと一日仕事でございますゆえ、心地よい疲れが残っております。

お呼び下さる方も、幾日も前から趣向を考え、道具をそろえ、懐石の用意をし、と数日仕事でございますゆえ、お招きいただいた方が台無しにしては申し訳ありません。所帯じみた日常生活を引きずらぬよう、朝も早くから着物を着付け、心を落ち着かせてからお出かけするのでございます。

 

と言うわけで、今回は「うっかり、茶席に呼ばれてしまったら・・」でございます。

 

茶道には、お手前だけでなく客の心得もございますが、それを全部説明いたしいましても退屈極まりございません。また、頭の中だけで覚えてすべてを実践することはお奨めできませぬゆえ、普段、お茶をなさらない方が招かれた場合の最低限の心得を少しばかりお話いたします。

 

まず、服装でございますが、和服をお持ちでない方は洋装でも全く問題ございません。お持ちの方でも、黒留袖や振り袖などは、着物の格が高すぎて茶会に合いませんので避けましょう。また、普段着なれない方も、窮屈に感じることがございますので、無理にお召しになる必要はございません。

 

但し、ジーンズ、ミニスカート、短パンは、大変失礼に当たりますのでご法度でございます。

男性の場合は、ビジネススーツが無難でございますが、窮屈なのが気になる方は、ゆったりしたスラックスに襟付きのシャツ、セーターなどでもよろしいでしょう。

和装にしても洋装にしても、あまり派手な色合いやデザインのものは、茶席の雰囲気を壊しますので気をつけましょう。

指輪やネックレスなどのアクセサリーは、お道具に傷をつけるといけませんので外します。

 

次に、持ち物でございますが、絶対に忘れてならないのは、替えの足袋、洋装の場合は白い靴下でございます。

茶室の畳は、茶碗や菓子器をを置いたり致しますので、外を歩いた足袋や靴下は履きかえるのがエチケットでございます。

 

その他の持ち物としましては、通常、帛紗(ふくさ)、古帛紗(こぶくさ)、扇子、懐紙、菓子切りを用意しますが、お茶をなさらない方は招待を受けた時に道具を持っていない旨亭主に伝えておけば、先方で用意して頂けます。ですが、懐紙は持っておりますと便利でございますゆえ、一束持参なさるとよいでしょう。懐紙は、菓子を食べる時に乗せて使いますが、汚れた懐紙は小さく折りたたんで、懐紙の二つ折りの内側にしまうか、ポケットなどに入れて持ち帰ります。

 

訪問の時間でございますが、遅刻はいけませんので、早めに到着できるようにいたしましょう。

早めに着きますと、入って良いものかどうか迷うことと存じますが、門が少し開いていて地面に水が打ってあれば、「どうぞお入りください」の合図でございます。呼び鈴や声を掛ける必要はございませんので、そのまま入ってまいりましょう。

 

入っていきますと、まず最初に「寄り付き」という場所に入ります。ここは、待合い、袴付けとも呼ばれますが、連客と待ち合わせたり身支度を整えて、亭主の迎えを待つ所でございます。持参してきた、足袋や靴下はこちらで履き替えます。

 

ここで、他のお客様にご挨拶をいたしましょう。茶道は、礼に始まり礼に終わると言いまして、剣道や柔道も同じでございますが、ご挨拶さえ忘れなければ、失礼になる事はございません。その際「何も分りませんので、よろしくお願いします」とお伝えしましょう。その後、白湯や桜湯が出され、亭主が迎付にきますので、招待に対するお礼を述べ、また「何も分りませんが、よろしくお願いします」と予め無作法を詫びておきましょう。

 

ここまで来れば、もう安心です。後は、他のお客様の作法を真似るだけです。分らない事があれば、邪魔にならない程度に周りの人に訊きましょう。

作法がヘタでも、間違っていても、何の問題もございません。元々、茶道は作法や知識を競うものでもありませんし、知らない事を知ったかぶる方が余程無作法でございます。また、流派によって作法に違いもございますので、その場でお訊きするのが一番です。

 

作法、あるいはマナーとは、お互いに気持ち良く過ごすために出来たものでございます。人を思いやる心がございますれば、自ずと調子っぱずれな振る舞いをすることはございません。あとは、茶を頂いたり、道具を拝見する際に、下座の客に「お先に」と挨拶する事を忘れなければ充分でございます。

 

但し、遠慮しすぎて茶室で末席に座らないように気をつけましょう。ここに座る客を、末客あるいはお詰といい、拝見した道具を正客に返したりする役割がございます。戦さと同じで、しんがりは大変なのでございます。古参兵に任せましょう。

 

一つだけ、知識的なことを申せば、茶を頂く際に茶碗を回す動作がございますが、これは茶碗の正面を避けて飲むためでございます。茶碗は、茶をいただいた後に拝見いたしますゆえ、鑑賞のポイントとなる絵柄や釉薬のたれの部分が茶で汚れていては台無しです。正面を避けるため、手のひらの上で時計回りに約90度回して頂き、頂き終わったら飲み口の汚れをふき取り、正面が前に来るよう回して戻します。

 

 

と言うことで、茶席に呼ばれて忘れてならないのは、白い足袋(靴下)、人を思いやる心とご挨拶でございます。

 

 

 

AUTHOR: tm05311 DATE: 07/28/2010 15:04:33 実は、管理人さんのブログを見ることが出来なかったのです。 iZaにクレーム報告を致しました。 実際、自分のコメ以降、コメが無いでしょう。 他の人も報告していると思いますが、コメが無いのはそのせいです。
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To tm05311さん
楽しみにしていただいて有難うございます。
これからも御贔屓に。

所謂、ドレスコードの話ですね。ちょっと得意気に言いたかっただけです。
何を着ていくか?意外と知らないものでして、具体的で分かり易かったです。
「龍馬伝」を全否定している訳ではありません。配役は上手いと思います。
高杉晋作役の伊勢谷友介の着流しは、本人よりカッコ良いだろうが!
あー、高杉晋作はカッコ良いからね・・・・・・・・・

To tm05311さん
>所謂、ドレスコードの話ですね。ちょっと得意気に言いたかっただけです。
>何を着ていくか?意外と知らないものでして、具体的で分かり易かったです。
>
>「龍馬伝」を全否定している訳ではありません。配役は上手いと思います。
>高杉晋作役の伊勢谷友介の着流しは、本人よりカッコ良いだろうが!
>
>あー、高杉晋作はカッコ良いからね・・・・・・・・・
茶席に呼ばれたら、あまり細かい事は気にせず是非ともお出かけして頂きたいです。
高杉晋作もカッコいいですが、現代的な若い男性が角帯をキリリと締めて和服着るのもカッコいいですよ。もっと、着る人が増えてほしいですね。

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