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茶の話(21) 丁宗鐡と朝日新聞をぶった斬る!

さて、いよいよ丁宗鐡をぶった斬るシリーズ「最終回」でございます。

 

丁宗鐡の著書「正座と日本人」を8回にわたってぶった斬ってまいりましたが、あまりの間違いの多さに講談社もよくこんな作品を世に出したものと呆れかえるばかりでございます。せめてウリナラ・ファンタジーのフィクションとして売り出すならまだしも、ノンフィクションとして売り出すあたり詐欺と謗られても致し方ございません。「正座と日本人」を買われた方は、返金運動を起こしてもよいかと存じます。

 

それにしても、丁宗鐡はなぜこれほど多くの間違いを、恥も外聞もなく書き散らしたのでございましょう。

その答えとなる、書評を「朝日新聞」のサイトで発見いたしましたのでご紹介いたします。

 

 

正座と日本人 [著]丁宗鐵         [評者]江上剛(作家)

 

 トロイ遺跡を発見したシュリーマンは幕末の日本旅行記に、家族が正座して食事をする姿を興味深く書き残している。ベストセラー『「縮み」志向の日本人』の著者である李御寧は、正座を、精神を集中させ安静を得る「どの民族も模倣しがたい姿勢」と位置づけている。私たちに当たり前の正座は、外国人から見ると極めて特異な日本独自の文化のようだ。

 

 本書は、医学博士であり、茶道にも精通した著者が、正座の歴史、文化、医学的意味などを丹念に調べたものだ。かつては立てひざやあぐらが正式な座り方であり、あの千利休でさえ正座をしていなかった。正座が一般化するのは明治以降で、明治政府が近代日本人を形成しようと、自己を律する武士道の象徴としての正座を広めた教育の成果だ。その結果、正座の習慣がない朝鮮や中国を蔑視(べっし)するようになったのは不幸なことだという著者の視点は新しい。

 

 正座は脳血流を改善し、認知症やメタボリック症候群を防ぐ効果があると、健康面も丁寧に解説している。正座という日常習慣は日本文化の象徴だったのだと、目からウロコが落ちる。

http://book.asahi.com/review/TKY200906160093.html

 

 

これまでご説明してきました通り、「正座が一般化するのは明治以降」というのは大間違い。「明治政府が近代日本人を形成しよう」とした、というのもウソでございます。そもそも、丁宗鐡は明治に入って茶の湯が旧弊な物として排斥されたと(これもまたウソでございますが)主張している一方で、明治政府が正座を奨励したと主張する、自己矛盾に気づかないのでございましょうか。

 

そんな自己矛盾はケンチャナヨなのが丁宗鐡、何が何でも次の主張に引っ張って行きたかったのでございましょう。

 

「その結果、正座の習慣がない朝鮮や中国を蔑視(べっし)するようになったのは不幸なことだ」

 

反日論争に中国人を巻き込むのは、最近の朝鮮人の常套手段でございますが、椅子の生活をしていた中国人が正座ができずに蔑視されたと言う話は寡聞にして聞きません。

 

そもそも、明治政府が正座を奨励したと言うなら、なぜ明治時代の学校は机と椅子で教育をしていたのでございましょう。寺子屋のように正座で授業をすべきでしょう。

   

    日本の近・現代史の問題点」より

 

 

さらに、明治のリーダーたちも自ら模範を示すべきでしょう。

      

 

当時、明治政府が目指していたのは、一にも二にも西欧化。実は、跡見女学校が授業に茶道を取り入れたいと申し出た際、当時の文部省は難色を示したといいます。どう考えても、明治政府が正座を奨励したとは思えません。

 

ただし、当時の教科書には正しい姿勢として正座の仕方が書かれております。

とはいえ、それが政府が奨励した証拠にはなり得ません。なぜなら、初等教科書には「出来て当たり前」のことしか書かれてないのが普通でございいます。正座の仕方の他にも、筆や鉛筆の持ち方、挨拶の仕方、九九などなど、出来て当たり前、出来なければ生活に支障をきたすレベルのことがほとんどでございます。

わたくしが使った書き方の教科書にも正座の仕方は書かれておりましたが、昭和の日本政府が正座を奨励したとは聞きません。

 

 

>ベストセラー『「縮み」志向の日本人』の著者である李御寧は、正座を、精神を集中させ安静を得る「どの民族も模倣しがたい姿勢」と位置づけている。

 

この主張も大変面白いものでございます。

 

『「縮み」志向の日本人』の著者である李御寧には、是非とも読ませたい一文がございます。

 

椅子が出される気遣いは全くないので、われわれヨーロッパ人には、堅い床に座るか、うずくまるという痛ましい試練が与えられる。

朝鮮人は通常、両脚を大きく広げてうずくまり、この姿勢のままで数時間座り続けても、一向に疲労も不便も感じないのだ。

 

1896年に朝鮮を視察したアメリカ人アリフタン中佐の手記でございます。

 

畳のない朝鮮の家屋で、堅い床に座らされた当時の西洋人の苦労は相当なものだったことでしょう。

朝鮮人が蔑視されたのは、むしろ椅子を出したりする気遣いができなかったからではございませんか?

 

その点の幕末の日本人の気遣いには、多くの外国人が感銘を受けておるようでございます。

 

 オールコックは、江戸と経済の中心地である京都・大坂を結ぶ東海道に、人と商品の往来が途絶えることがないのを見た。そして、ある宿場に泊まった時の体験を次のように書き綴っている。
  「親切に世話をしてくれたその男は、一生懸命工夫して、腰掛けることのできるものを即席で作ってくれた。というのは、我々ヨーロッパ人は足を組んだり交差させたりして床の上に直接座ることができないからである。日本人には天分がある。あっという間に、あまり費用を使わずに、簡単な材料で十分使用に耐えるものを作ってしまった。それは大変な才能である。宿屋の主人は半ダースの木の桶を持って来て、その上にそれぞれ一枚の板を釘で打ちつけ、その上に綿の入った座布団2枚を椅子のシート代わりに固定した。彼はあっという間に、大した費用をかけずに我々西洋人がキリスト教徒らしく座れるものを作ってくれたのだが、それを見ているのは実に楽しかった」

 

松原久子・著「驕れる白人と闘うための日本近代史 」
 

 

ところで、朝日新聞に書評を書かれた作家の江上剛さんでございますが、よほど朝鮮人の著作がおすきなようでございます。そのせいで「かの国の法則」が発動したのか、会社が大変なことになっておるようでございます。

 

 

振興銀が経営破綻、初のペイオフ発動

 

多額の不良債権を抱えて経営難に陥っていた日本振興銀行(東京都千代田区)は10日、6月末時点で1870億円の債務超過に陥ったとして自主再建を断念し、金融庁に破綻(はたん)を申請した。同日に民事再生法の適用を東京地裁に申請する。政府と預金保険機構は、預金保険法に基づき、預金の払い戻しを元本1000万円とその利息までとする「ペイオフ」を発動する。発動は、1971年に制度ができて以来初めて。

 払い戻しが保証される額を超える部分は支払いが一部カットされる可能性がある。カット額は振興銀の資産状況を調べた結果、決められる。金融庁によると、同行の預金は定期預金のみで預金残高は5859億円(8月末)。1000万円を超える預金者は全体の約3%に当たる3560人で、預金量では計471億円。

 同庁は10日から12日まで、すべての業務の停止を命じる行政処分を出した。預金保険機構を金融整理管財人に選任し、払い戻しを週明けから始めるための準備を進める。自見庄三郎金融担当相は10日、「日本の金融システムの安定性に影響を与えることはないと考えている」と述べた。振興銀の健全な融資は、受け皿となる金融機関に引き継がれる。

 振興銀は2004年、金融コンサルタントの木村剛前会長が中心となって設立、中小企業向け融資を中心に業容を拡大した。しかし、金融庁が昨年6月から今年3月まで立ち入り検査した結果、多くの業務メールを意図的に削除する検査忌避などの法令違反行為が見つかった。このため、6月7日から9月末まで、一部業務の停止命令を出した。

 さらに、金融庁から検査忌避容疑で刑事告発を受けた警視庁は7月、木村前会長ら幹部5人を逮捕し、その後起訴された。社外取締役で作家の江上剛(本名・小畠晴喜)氏が社長に就任し、経営再建を図っていた。しかし、金融庁からの指示で大口融資先などを精査した結果、回収が難しい融資があることが判明し、9月中間決算で、多額の貸倒引当金を積むことを迫られる見通しとなった。

(中日新聞)

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2010091090103115.html

 

 

 

 

 

ぶった斬る!シリーズ

*************************

その1 丁宗鐡をぶった斬る!

その2 妻と母親を取り違える丁宗鐡

その3 安土桃山時代に高麗人!?!時空を超える丁宗鐡

その4 朝鮮女性はモノと同じですが、江戸の女性は違います

その5 丁宗鐡「利休は正座していなかった!キリッ!」 ~ してますが。

その6 忠誠心と敬意の違いが理解できない丁宗鐡

その7 正座は日本人の心です

その8 丁宗鐡が知らない畳の歴史

その9 江上剛・書評を書いて法則発動

まとめ 丁宗鐡「正座と日本人」間違い一覧

 

 

AUTHOR: kentanto DATE: 09/11/2010 09:08:10 まぁ、書籍の解説なんかはまともに読んでいないんでしょうねぇ。 編集部から渡された概要で推薦文を書けば金になるって感覚では内科と。しかし、その作者とかその出自とかいろいろ考えないと、後々恥ずかしいことになるって見本ですねぇ。 しかし、ペイオフが初適用ですか、歴史に名を刻むなんて、なかなか出来ないことですねぇ。
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To kentantoさん
>まぁ、書籍の解説なんかはまともに読んでいないんでしょうねぇ。
>編集部から渡された概要で推薦文を書けば金になるって感覚では内科と。しかし、その作者とかその出自とかいろいろ考えないと、後々恥ずかしいことになるって見本ですねぇ。
>
>しかし、ペイオフが初適用ですか、歴史に名を刻むなんて、なかなか出来ないことですねぇ。
するとやっぱり、正座が朝鮮・中国蔑視の起源説を強調したのは朝日新聞の意向ですね。
ペイオフが本当に発動するとは、かの国の法則は侮れません。

To tm05311さん
>畳を使ったら、胡座か正座しかないのに、それが理解出来ない日本人はどう言った生活をしているのでしょう。
>片膝たてたら不便で、マゾの朝鮮人には良いかもしれませんが、快適を好む日本人は改良します。
>この程度の感覚が、朝鮮人には無くて妙な方向に話が進みます。
この著者の主張を調べると、日本人なら家庭で当たり前に教えられることを知らないように思います。全然違う躾を受けたのでしょう、
>閑話休題。TVでメジチ家のお嬢様がフランス王家に嫁ぐと、皆手づかみで食べていて未開人みたいにしていました。
>TVのミスリードは、そこで終わります。実際はキリスト教の教えで、神から賜った食事は食器を使わずに、
>手づかみで食べる必要があったので、別に野蛮ではありませんでした。
テレビも、いい加減な報道すると、詳しい人がウソを暴いてネットでバラすってことを学習しないものかと。

To ご隠居さん
> 李御寧も丁宗鐡も日本文化の切れっ端を拾ってきて、大げさに意味ぢ毛しているだけですからねえ。しかも自分の説に合うように歪曲までして。
>
> もっとも外国文化の紹介にはよくあることで私は「ウタマロ的手法」と呼んでいますが。
> 中国にはハエがいない!なんてのもそうでしたね。
中国ではハエは食べられちゃうからいないんですね。わかります。

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